コルジリネ
5月に水さしをした葉から芽が出てきた。
誰からもらった花束の葉だったか確認しようとカメラをスクロールするが
5月に差しかかると心臓が早くなる。
ふと数枚猫の顔を見た。
簡単に涙は流れる。
涙が出ると少し安心はする。
風化してないか、確認しているところもある。
安心した後にどうしようもない後悔が沸く。
泣いたところで帰ってくる事はない
虹の橋やら天から見守ってくれてるだの
触れないで欲しいと思ったが
私が逆の立場だとしたらかける言葉も見つからない
これまで多くの人が
あ〜どうしよこの人困っとる!あ〜!どうにかしたい〜!と捻り出た言葉なのかもしれない。
猫が亡くなった後数日後に虹が出ていた。
意識がずっと猫に向いているから全部そうみえるだけとは思うけど
本当にそんなものがあるならそんなに遠くへ行ってしまうのか?
まだ、たまに膝に乗っている気がするのに、
本当に天にいってしまったのか。
じゃあなんでまだいる気がするんだろう。
いなくなったと全く思えない。
本当はどこにいるんだろう。
結局コルジリネの葉が入った花束をくれた人を確認できなかった